住宅ローンが返済できない場合の任意売却
家族が増えたり転職したりといった生活の変化によって、不動産を購入する際に組んだ住宅ローンが返済できなくなってしまうことがあります。せっかくのマイホームであっても、返済が滞ってしまうと競売にかけられてしまう可能性も……。
「任意売却」は、不動産を競売にかけられてしまう前に市場価格に近い金額設定で売却できる方法です。こちらでは、督促状が届いてしまうような事態に陥ったとき、より有利な条件で不動産を売却できる任意売却についてご説明します。
任意売却と競売の流れ
任意売却は、競売開始決定の通知が来てからでも間に合います。しかし、いつでもできるわけではなく、ローンの滞納が一定以上続くと競売が開始されて任意売却はできなくなってしまいます。売却が可能なうちに手続きを行いましょう。
任意売却
- 【1】相談
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不動産会社に任意売却について相談します。競売開始決定の通知が来てからでも間に合います。
- 【2】媒介契約
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任意売却の媒介契約を締結します。
- 【3】債権者への申請
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債権者に対して、任意売却を行うという意思を伝えます。
- 【4】不動産売買
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買主を見つけ、不動産売買契約を締結します。
- 【5】売却完了
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任意売却した代金で債権者に返済します。
競売
- 【1】競売の申し立て
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滞納が続くことで、債権者から競売の申し立てが行われます。まだ任意売却が可能です。
- 【2】現状調査
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裁判所による不動産の現状調査が行われます。まだ任意売却が可能です。
- 【3】不動産の評価書作成
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担保となる不動産の評価書が作成されます。まだ任意売却が可能です。
- 【4】情報公開
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裁判所により競売の情報が公開されます。まだ任意売却可能ですが、近隣の住民に知られる可能性が高まります。
- 【5】開札
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競売による開札が行われます。この前日までに任意売却を完了しなければ間に合いません。
- 【6】強制売却
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不動産は競売にかけられ、強制退去させられてしまう可能性があります。
Pick Up！
【競売にかけられる前に任意売却を！】
住宅ローンの支払いが滞り、対処できないうちに競売にかけられてしまうと、落札額は市場価格よりかなり安くなってしまいます。任意売却を選択すれば、競売よりは高く売却できるためローンの返済にも役立ちます。
また、競売にかけられてしまうと裁判所による情報公開があるため、ご近所の方や親類にまでローンの滞納を知られてしまう可能性があります。その前に任意売却を行うことで、知られる心配もなくなります。
