空き家を放置するとさまざまな問題が……
所有している不動産を、空き家のまま放置している方はいらっしゃいませんか? 空き家のままでは、収益につながらないどころか税金ばかりかかってしまい、さらには犯罪のような大きな問題を引き起こす原因になってしまう可能性があります。
空き家の問題点とは?
家屋が劣化する
白アリをはじめ、ネズミや害虫などが発生して家屋が傷みます。その結果、外壁や屋根などが崩れてしまう危険もあります。また、発生したゴミの処理や除草などの管理コストがかかってしまいます。
税金がかかる
ただ所有しているだけでも税金の対象になってしまうため、何も生み出さないどころかマイナスになってしまいます。
犯罪を誘発する
劣化によって見た目から空き家だとわかるため、不法侵入や不法投棄などをはじめとした犯罪に巻き込まれてしまうリスクがあります。
空き家の有効活用
空き家は売却が難しいため、最初からあきらめて放置している方も多いのではないでしょうか? 空き家対策は、まず不動産会社に相談することをおすすめします。条件によっては、活用方法を提案してもらえるかもしれません。
現金化する
売却ができる可能性があるため、まずは査定を依頼してみましょう。
賃貸物件にする
賃貸物件にできれば、劣化を防げるばかりか収入も得られます。リフォームについても相談してみましょう。
管理してもらう
不動産会社の管理サービスを利用すれば、空き家の劣化を防ぐことができます。
Pick Up!
【相続物件の売却メリット】
相続したものの使い道がない空き家を抱えている方におすすめするのが、空き家の売却による特別控除です。以下の条件すべてに当てはまるものが対象になりますので、ご確認ください。
- 1981年5月31日以前に建築された家屋であること
- 相続前には被相続人が住んでおり、相続開始によって空き家になった家屋であること。
※マンションなどは適用対象外
上記の条件に当てはまる家屋と敷地を、指定された条件で譲渡した場合に3,000万円の特別控除の特例が適用されます。
- 相続の時から譲渡の時まで、居住、貸付、事業に使われていないこと。
- 耐震改修を行い新耐震基準に適合する建物として売却するか、家屋を取り壊して土地だけ売却する。
- 譲渡期間は、平成28年4月1日から平成31年12月31日まで。
- 相続の開始があった日から3年を経過する日の属する年の12月31日までの間に譲渡したもの。
賃貸管理について
賃貸物件を経営する場合、気を付けなければいけないのは入居者が住みやすくなるよう適切な管理を行うことです。せっかくの不動産も、安心して長く住みたくなるような管理ができていなければ、住人は定着せず収益にもつながりません。
賃貸管理はなぜ必要?
賃貸物件は、入居者が住んで稼働することによって収益を生みます。管理状況が悪く住み心地がよくないと、せっかく入居しても長続きしません。継続して収益を得るには、心地よく住み続けられる管理が必要なのです。
しかし、管理業務は多岐にわたるため行き届かないこともあるでしょう。そんな場合は管理会社に賃貸管理を依頼することで、必要な管理サービスを受けることができます。
Pick Up!
【離婚の際の不動産売却】
離婚などの事情で住宅ローンが払えなくなってしまうと、基本的に不動産は競売にかけられて市場価格よりかなり安く売られてしまいます。そんな状況でもできる限り不動産を高く売却できるのが、「任意売却」という方法です。任意売却を選択することで、一定のメリットが得られます。
- 競売にかけられるより高額で売れる
- 売却代金から転居費用の控除が受けられる場合もある
- 不動産の引き渡し時期を調整しやすい
- ローン滞納や不動産売却を近隣の住民に知られることがない